ディスプレイの選び方

最も重要で、最も難しいのがモニター選びです

選択で最も重要なのはイラストの作業効率で

次に重要なのが印刷するか、web利用のみなのかです


<webのみのケース>

WQHD(2550x1440px)以上の解像度のモニターなら

どれでもOKです

※レイヤーパネル、ブラシパネルに画面が専有されない

快適な解像度であればこれより小さくても大丈夫です

パネルはIPSが美しく、視野角も広いのでお薦めです

sRGBでの運用になります

特に設定など何もしなくても

すべてsRGBの設定になっているので

グラフィックソフト、カメラ、モニターなどの設定など

全てそのまま使用できるのがメリットです


<印刷したいケース>

WQHD(2550x1440px)以上の解像度のモニター

Adobe RGB 90%以上のキャリブレーションモニターを選択

X-Rite i1 display pro等の

Adobe RGB対応のキャリブレーターを導入

カラー設定をAdobe RGB(1998)にて正しく運用

公募展の応募、個展、印刷物の販売

またレタッチなどを生業とする場合はこちらを選択

印刷することを前提にモニターとキャリブレーターが

最低限必要になります


印刷会社にイメージに近い色で

印刷をお願いしたい場合もそうです


以下は色空間というもので

扱える色を3次元空間として表現したものです

今回はわかりやすいように

3つの色空間を重ねています


空間が大きいほど

豊かに色が表現できることを意味しています


小さくて見づらいかもしれませんが


白い部分:Adobe RGB 100%以上のモニター(Dell UP2516)

白黒:一般のsRGBの色空間(最も一般的な色空間)

カラー:CMYKの色空間(印刷会社で一般的に運用)


ここで注目してほしいのが

sRGBとCMYKの色空間の差異です


互いに表現できる色が違うのが分かるでしょうか?


つまりsRGBでの環境ではCMYKの印刷では

その2つが重なったところが印刷範囲になります

sRGBモニターで見ていた高い彩度は全体的に失われます

CMYKの小さな色空間に変わってしまい

本来印刷できる色の一部には

sRGBモニターでは表示できないものもあります


専門の方の分析によるとsRGBで運用している方は

本来印刷できる色の25%も失うことになるそうです

ちなみにAdobe RGBでさえ8%も失うそうです

扱える色がそれぞれ異なっているため

色の誤差として現れてくるのです


少なくともAdobe RGBの環境は

印刷を目的する場合は

しっかりと整える事をお薦めいたします

1万円台の安価のキャリブレーターにはsRGBまでのキャリブレーターですので

間違って購入されないように気をつけて下さい

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